ちゃやまちキャンサーフォーラム2023に参加しました

がん患者支援のイベントに認定さんと参加しました

がん患者支援イベントの「ちゃやまちキャンサーフォーラム2023」に認定セラピストの皆さんと参加しました。

ちゃやまちキャンサーフォーラムは、MBS(毎日放送)とNPO法人キャンサーネットジャパンが主催するがん患者さんを支援するイベントです。梅田茶屋町にあるMBS本社で開催されるので、名前にちゃやまちが付いています。コロナの間はオンラインの開催でしたが、今年は4年ぶりに対面で開催されました。

がん患者さんにハンドタッチを提供

ちゃやまちキャンサーフォーラムには、がん患者さんやそのご家族がたくさん来場されます。乳がんセミナーと緩和ケアの関本雅子先生の講演を聴きにこられていました。

セミナーの前後に患者さんがハンドタッチを受けながら、いろんなお話を認定セラピストの看護師さんにされておられました。

タッチングの効果を実感

ハンドタッチを受けた患者さんは、お顔がゆるんで気持ちよさそうにされておられました。「気持ちいいね」「やすらぐわ」と喜んでいただけました。

私たちはイベントでハンドタッチを提供する際に、必ず患者さんに選んでもらえるようにベビーオイルとクリーム、アロマオイルを用意します。今回のイベントでも、アレルギーを気にしてベビーオイルを選ばれる患者さんがおられました。

 

気持ちよさを生み出すタッチングの5原則

ハンドタッチの時間は両腕でたった5分間です。たった5分なのにリラックスするのには理由があります。それはタッチングの5原則です。

人の肌には、温かさや冷たさ、痛みや気持ちよさを感じるセンサーがあるんです。たくさんあるセンサーの中で、気持ちよさを感じるのがC触覚線維です。C触覚線維が働くと人は気持ちいいと感じて、リラックスします。

タッチングの5原則は、C触覚線維をうまく働かせる方法なんです。認定セラピストさんは「タッチングの5原則」を守って触っているから患者さんに「気持ちいいね」と喜んでいただけるんですね。

リラックスする触れ方が学べる認定講座

メディカル・タッチ認定講座では、患者さんがリラックスする触れ方が学べます。タッチングの5原則やタッチングを安全に行う実施方法、触れることの効果や根拠を学びます。今まで当たり前と思われてきた触れ方には、脳科学の根拠があるんです。

触れ方を間違えれば、患者さんは不快に感じます。猫ちゃんだってイヤな触り方をされたら怒りますよね。患者さんも口には出さなくても、不快なことは嫌がります。

メディカル・タッチ認定講座は、タッチングを学ぶだけの講座ではありません。患者さんを不快にさせない触れ方の根拠と実践方法が学べます。ご興味のある方は、ぜひ体験会にお越しください。

今年最後の無料体験会

今年最後の体験会は、12月3日(日)11時〜12時に開催します。体験会ではハンドタッチとフットタッチの体験に、講師に直接、疑問・質問を聞くことができます。詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。

 

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この記事を書いている人

前川 知子

前川 知子

鍼灸師/アイグレー合同会社代表 母親をがんで亡くした経験から鍼灸師になり、患者のためのタッチング技術を開発。タッチング技術を客観的に評価する機器の研究・開発も行なっている。Dr, Tatsumiと共に肩甲骨の位置測定の特許を日米で取得。