「アロマを学んだけれど、看護では使えていないんです」
私の講座に来られる看護師さんから、よく耳にする言葉です。
香りの力を知れば知るほど、患者さんの苦痛をやわらげたい。
不安や孤独に寄り添いたい。
そんな想いが強くなる一方で、
「医療の現場で、本当に使っていいのだろうか?」
という迷いを抱えてしまう。
その葛藤は、とても自然なものだと思います。
実際に臨床では、
・医師の許可はどうするのか?
・禁忌や副作用は大丈夫なのか?
・個人の判断で行っていいのか?
そうした不安が重なり、
学んだ知識があっても、ケアとして提供することに踏み出せない看護師さんは少なくありません。
アロマの知識があるのに、
患者さんのケアに活かせていない。
もしそう感じているなら、それは決して珍しいことではありません。
一般のアロマテラピー教育と医療現場の視点の違い
多くの一般的なアロマ教育は、精油の薬理作用や成分を中心に学びます。
しかし医療現場では、
・その患者さんに精油を使って安全なのか?
・どんな目的で使うのか?
・看護としてどう位置づけるのか?
という視点が欠かせません。
この視点がないままでは、
どれだけ知識を持っていても、臨床で使うことに不安が残ります。
私はこれまで、緩和ケアや臨床の現場でアロマや触れるケアに関わる中で、
香りを「癒し」ではなく「看護ケア」として届けるためには、
知識の量だけではなく、臨床で判断できる視点が必要だと感じてきました。
患者さんに届けられるアロマとは何か。
看護ケアとして実践するために必要な考え方について、お伝えしたいと思います。
患者さんに届けられるアロマとは?
「夜、眠れないんです」と話される患者さん。
「これから先が不安だ」と、そっと気持ちを打ち明けてくださる患者さん。
私は今まで香りやタッチには、言葉だけでは届かない不安や緊張をやわらげ、
患者さんの安心感や安楽を支える力があることを実感してきました。
しかし医療現場では、
「リラックスできそう」という感覚だけではケアとして成立しません。
安全性や根拠を踏まえ、看護としてどのように位置づけるのかが求められます。
医療現場で求められるアロマは、
「良い香り」だけでは成立しません。
看護として香りを届けるためには、
・症状や状態をアセスメントする
・ケアの目的を明確にする
・安全性を判断する
・ケア後の変化を評価する
こうした看護過程の中で活用される必要があります。
例えば、
不安が強い患者さんに対しても、
ただリラックスを目的に香りを選ぶのではなく、
・なぜ不安が強いのか
・身体症状との関連はあるのか
・環境要因は何か
を踏まえて香りを選択します。
その過程があるからこそ、アロマは「趣味」ではなく、
看護ケアとして患者さんに届きます。
看護にいかすアロマテラピー講座で大切にしていること
一般のアロマ教育では、
・精油の成分
・作用
・ブレンド方法
を中心に学ぶことが多いと思います。
もちろん、それらはとても大切な知識です。
しかし医療現場では、さらに
医療安全や 禁忌判断、医師やチームへの説明
看護ケアとしての位置づけ、 記録と評価
などが必要になります。
ここが抜けてしまうと、
「知識はあるのに使えない」という状況が生まれてしまいます。
この講座は、アロマテラピーを看護のケア
として導入できることを目指しています。
・臨床で判断できる視点
患者さんの状態に合わせて、
香りを選択するアセスメント方法
・医療現場で導入する方法
医師や管理者へ説明する際の視点や、
安全に導入するためのステップ
・看護過程としての活用
観察・評価・記録を含めた実践方法
・患者さんとのコミュニケーションとしての香り
言葉にならない不安や孤独に寄り添うケア
をお伝えしています。
看護に活かすアロマテラピーをもう一度学びませんか?
香りは、言葉が届きにくい場面でも、
患者さんの心に触れる力を持っています。
患者さんに安心感を届け、
その人らしさを支えるケアになります。
もし、
・アロマを学んだのに看護で使えていない
・臨床で使えるアロマを知りたい
・安全に自信を持って活用したい
そう感じているなら、
看護に特化した視点でアロマを学ぶことが、
大きな一歩になるかもしれません。
当スクールでは、
臨床経験をもとに、
看護師が現場で実践できるアロマをお伝えしています。
香りを、患者さんの安楽を支えるケアとして活かしたい方に、
ぜひ知っていただきたい講座です。
香りもタッチも患者さんに寄り添うケアになる
私は、緩和ケアの現場で患者さんに関わる中で、
香りや触れるケアは、
薬だけでは取り切れない不安や孤独に寄り添えると感じてきました。
それは特別な技術というより、
患者さんの「その人らしさ」を支える看護だと思っています。
そしてそのケアは、
患者さんだけでなく、
看護師自身が
「看護ができている」と感じられる時間にもつながります。
香りも、触れるケアも、
患者さんに寄り添う看護のひとつです。
その学びが、
患者さんの安心や安楽につながることを願っています。




